ドライアイとは、眼を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等にいきわたらなくなる病気で、それが原因で眼の表面に傷を伴うこともあります。涙は眼の表面を覆い、眼を守るバリアのような働きをしており、眼の乾燥防止・殺菌・洗浄・栄養補給・鮮明に像を結べるよう表面を滑らかに保つなどの働きをしています。ドライアイを引き起こす要因として高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズの装用者の増加に伴い、ドライアイ患者さんも増えています。
![](https://blog-miyoshi-eye-clinic.com/wp-content/uploads/2023/06/23567653-1024x768.jpg)
★ドライアイの症状
![](https://miyoshi-eye-clinic-kannabe.blog-miyoshi-eye-clinic.com/wp-content/uploads/2023/08/4572591_s.jpg)
・眼が疲れやすい
・眼が乾いた感じがする
・物がかすんで見える
・眼がゴロゴロする
・なんとなく眼に不快感がある
★ドライアイの治療法
【眼科での治療】
・点眼薬…従来は水分を補給し、傷ついた角膜を修復するタイプの目薬が使用されていましたが、最近では涙の各成分に直接、働きかけるタイプの目薬が開発されたことにより、涙のタイプに応じて正常に機能していない涙の層をターゲットとした層別治療が可能になりました。
・涙点プラグ…涙の出口である涙点に栓(涙点プラグ)をして、涙の生理的な排出を人為的に遮断する治療です。
![](https://miyoshi-eye-clinic-kannabe.blog-miyoshi-eye-clinic.com/wp-content/uploads/2023/08/22169233-1024x724.jpg)
【市販のものでの対処】
・保湿用メガネ…メーカーにより仕様は異なりますが、眼鏡のフレームに保水シートや高保潤スポンジ、保湿用パーツに水を入れるタイプなどの機能を備えた特殊なメガネです。
※市販の目薬では効果が十分でない場合もあります。また、自身に合わない目薬の使用や過度の洗眼はかえって症状を悪化させる事もありますので、その際は使用を中止し、かかりつけの眼科へ受診をお勧めします。
![](https://miyoshi-eye-clinic-kannabe.blog-miyoshi-eye-clinic.com/wp-content/uploads/2023/08/4036488_s-1.jpg)